京都府南丹市で働く外国人が防災を学ぶ講座がこのほど、南丹市園部町の南丹市国際交流会館であった。ベトナムやインドネシア、ミャンマー人の25人が参加し、火事の予防策や対策、119番のやり方を学んだ。
日本で生活する外国人に災害や事故の際、どのように対処するかを知ってもらうため、市国際交流協会が毎年実施している。
119番では、参加者は園部消防署員と電話で話して「玄関から火が出ています」と状況を伝え、通報の際のポイントを確認した。心臓マッサージの指導を受けたり、ストーブの周囲に物を置かないことを動画で学んだり、市職員からハザードマップの見方の説明を聞いたりした。
町内で3月から仕事をしているインドネシア人のアフリアティーさん(25)は「事故の状況を詳しく伝えることは難しかった。自分の国ではストーブを使わないので、火事に注意をすることはためになった」と話した。