「次から面倒見てくれる人じゃけぇ」“みかじめ料”脅し取った疑い 暴力団組員の男ら逮捕で事務所を捜索 広島 

飲食店経営者から「みかじめ料」として現金を脅し取ったとして、警察は暴力団組員の男ら2人を逮捕し、組事務所を家宅捜索しました。

20日午前、警察は、広島市中区にある指定暴力団共政会正木組の事務所を家宅捜索しました。

恐喝の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団共政会正木組の幹部・宮田紀之容疑者と、知人で会社役員の佐々木旭容疑者です。

警察によりますと2人は共謀して、去年3月ごろから広島市中区の飲食店経営の男性に対して、「次から面倒見てもらう人じゃけぇ」などと佐々木容疑者が宮田容疑者を紹介したあと、ことし7月までの間、17回にわたって現金合わせて51万円を「みかじめ料」として脅し取った疑いがもたれています。

調べに対して宮田容疑者は「黙秘します」、佐々木容疑者は「知りません」と供述しているということです。警察は暴力団による組織的な関与の可能性が高いとみて、いきさつを調べています。

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