アーセナルでのベンチ生活が続くラムズデール、その苦悩と代表への思いを語る

写真:ラヤに正守護神の座を明け渡しているラムズデール

アーセナルに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールが、正守護神の座を明け渡したことに関する苦悩を明かしている。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

ラムズデールは今シーズン開幕当初は正守護神を務めていたが、ブレントフォードからレンタル移籍で加入したスペイン代表GKダビド・ラヤにポジションを奪われ、ベンチを温める機会が増えている。

10月のインターナショナルマッチウィークではイングランド代表に招集されていたが、オーストラリア代表との親善試合ではクリスタルパレスのサム・ジョンストン、EURO 2024予選のイタリア代表戦はエヴァートンのジョーダン・ピックフォードがゴールマウスを守り、ラムズデールに出場機会は訪れなかった。

ラムズデールはEURO 2024本大会への出場を切望しているが、このままベンチに座り続ける状態が続けばイングランド代表での立場にも影響が出てくることを承知しているため、アーセナルからの移籍も検討するようになっているという。

「代表チームに選ばれ続け、監督に“頭痛の種”を与え続けるためには、まずは所属クラブでポジションを奪い返す必要がある。こんな状況に陥ったのは初めてのことだ」

「ここの監督(ギャレス・サウスゲイト代表監督)は素晴らしいし、一緒に働いたことのある選手たちのことを信頼している。カルヴィン(フィリップス)やハリー(マグワイア)は、チームでの出場時間はそれほど多くないけど、代表の試合に出場して素晴らしいパフォーマンスを見せている。だから僕自身が同じような状況になり、1試合を任されることになった場合は、彼に恩返しをしなければならない」

「もちろんクラブチームでポジションを取り戻したい。代表においてジョーダンが主役、僕が脇役になるよりは、クラブでレギュラーを務め、監督に“頭痛の種”を与えられるようになりたい。何よりもまず、監督から選ばれるようにならなければならない。そうならなかった場合は――3、4週間後には分かるだろう」

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