バルセロナのデコSD、新カンプ・ノウでのメッシ引退試合開催に意欲を見せる

写真:メッシはバルセロナで最後の晴れ舞台に立つことになるのか ©Getty Images

バルセロナのデコSD(スポーツディレクター)が、かつて同クラブで一緒にプレーしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)が将来、現役を引退する際、新しいカンプ・ノウで引退試合を開催したい意向を示した。スペイン『アス』紙の電子版が伝えている。

メッシは今夏パリ・サンジェルマンを契約満了で対談し、インテル・マイアミに移籍。ここまで公式戦13試合11ゴールの成績を残している。ただ、チームはリーグ戦のプレーオフ進出を逃したため、レギュラーシーズンは10月22日のシャーロットFC戦で終了となる。

新シーズンは来年3月に開幕するため、一部では1月の移籍マーケットでバルセロナがメッシのレンタル移籍に乗り出すのではないかという報道もあった。しかしメッシ自身がワールドカップ南米予選ペルー戦後の取材で「12月はアルゼンチンでの休暇を楽しみ、1月にはプレシーズンのためにインテル・マイアミに戻ってくる予定だ」と語り、レンタル移籍の可能性を否定した。

デコSDはメッシの現状について「彼は今とても幸せだ。それこそ彼がキャリアの中で求めなければならなかったものだと思う。彼は史上最高の選手であり、バルセロナに戻るとなれば素晴らしいことだったが、結果的にそうはならなかった。それでも彼が幸せであることは明らかであり、それが最も大切なことだ」と語り、今夏のメッシの決断を尊重。

また、将来的には改修後の新カンプ・ノウで、バルセロナのユニフォーム姿でメッシの引退試合を開催したいというクラブの意向を説明した。

「彼の引退試合を、新スタジアムで行うことになるかもしれない。彼はこれからも史上最大のアイドルであり続けるだろう。彼は必ずバルセロナで引退試合をする。それがいつ頃になるのか我々には分からない。彼は今も現役でプレーしているし、私も彼がさらに何年もプレーしてくれることを望んでいるからね。サッカーを愛する人々は、彼の幸せそうな姿を見るのが何よりの喜びなんだ」

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