ビックカメラ賃上げへ最大3万円 物価高対応、人材獲得狙いも

ビックカメラの看板=東京都新宿区

 ビックカメラは20日、4600人の正社員について、2024年4月から基本給を一律引き上げるベースアップ(ベア)をする方針を決めたと明らかにした。引き上げ額は組合の結成した04年以降で最大となる2万~3万円。社員が物価高に対応しやすくする狙い。

 今後、組合側に提案して合意を目指す。上昇率は7~16%で、高卒新入社員の基本給は、18万6500円から21万6500円に、大卒は22万2千円から25万2千円と、いずれも3万円上がる。25年4月入社向けの採用活動を前に、優秀な人材を獲得する狙いもある。

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