石川県は20日、道路除雪対策会議を県庁で開き、除雪機6台を駐車場で展示した。金沢地方気象台によると、エルニーニョ現象で今冬の降雪量は少ない見通し。一方で、一時的な寒気の入り込みで大雪の可能性もあり、県民に雪への備えを呼び掛けた。
県は今年度、223路線の2189.7キロの除雪を管轄し、通常体制で429台、緊急時には1463台にまで除雪車を増やす。若手オペレーターがスムーズに作業できるように音声ガイダンス搭載の除雪車を県内全域に配備し、衛星利用測位システム(GPS)を使った管理システムも試行する。
20日の石川県内は低気圧の影響で曇りや雨となった。正午までの最高気温は金沢25.1度など各地で平年を1~3度ほど上回った。
●県内、21日は大雨の恐れ
気象台によると、県内は21日にかけて大気の状態が不安定になり、大雨となる可能性がある。21日正午までの24時間降水量は、いずれも多い所で加賀80ミリ、能登60ミリを予想する。