ロニー・ウッド、ザ・ローリング・ストーンズの新アルバム/ポール・マッカートニーとのコラボ/ツアーについて語る

現地時間2023年10月20日にザ・ローリング・ストーンズが18年ぶりの新作オリジナル・スタジオ・アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』をリリースした。

共演者には、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ストーンズの元ベーシストのビル・ワイマン、そしてポール・マッカートニーが名を連ね、ザ・ビートルズとストーンズという史上最高の2大バンドを合体させた“スーパーグループ”、つまり“ドリーム・チーム”が誕生した。

リリースに先駆けて、ギタリストのロニー・ウッドが10月18日に米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に出演し、2005年の『ア・ビガー・バン』に続く新譜について語った。彼は、「待ちかねたとは言えるな。とてもエキサイティングな気分だよ。どの曲についても興奮してるし、どの曲も何か言いたいことがあって、違う方向性がある」と述べている。

また、ストーンズがライブの準備をしていることも彼は明かした。「これらの曲がライブでどのように反映されるかを確認するために、少しリハーサルをしているんだけど、いい感じに仕上がってるよ」と彼は説明している。

『ハックニー・ダイアモンズ』には、2021年8月に80歳で亡くなったバンドのドラマー、故チャーリー・ワッツが参加している。彼の死により、多くのファンはストーンズの演奏がもう見られないのではないか、聴けないのではないかと思ったことだろう。ロニーはかつてのバンドメイトが去ったことについて、「僕らの力ではどうにもならないこともある。チャーリーを失ったこともそのひとつだった」と偲んだ。

ガガとワンダーは「スイート・サウンズ・オブ・ヘヴン」で共演し、エルトンは「リヴ・バイ・ザ・ソード」でピアノを弾いている。チャーリーは2曲に参加している。

そして特に注目が集まっているのは、「バイト・マイ・ヘッド・オフ」でのポールのベース・ワークだ。ロニーによるとこの楽曲はエネルギーの塊で、ポールは、「とても圧倒されていた。彼は小学生みたいだった、おもちゃ屋にいる子供のようだった。彼はこの曲が大好きだった。“ビートルズのメンバーがローリング・ストーンズのアルバムで演奏できるなんて夢みたいだ”と言っていたよ」と彼は振り返っている。

『ハックニー・ダイアモンズ』は、ザ・ローリング・ストーンズの24thスタジオ・アルバムだ。フロントマンのミック・ジャガーは先月英ロンドンで行われた生配信で、「ただ普通のレコードを作って出したくはなかった。(スタジオに)入る前に、自分たちが本当に好きなレコードを作らなければならないと言ったんだ。このアルバムにはとても満足している。いい気になっていると言ってるんじゃなくて、満足しているし、みんなに気に入ってもらえたら嬉しい」と話していた。

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