被爆建物6棟「広島原爆遺跡」 国史跡に指定へ “酒都” 西条の酒蔵も

国の文化審議会は、広島市にある6棟の被爆建物を、史跡に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

国の史跡として指定するよう答申されたのは、広島市の▽平和公園レストハウス、▽旧日本銀行広島支店、▽本川小学校と袋町小学校の平和資料館など、6棟の「広島原爆遺跡」です。

広島市では、86の建造物が被爆建物として登録されていますが、維持管理が課題となっています。国の史跡に指定されると、修繕工事をした場合に、国から最大で2分の1の補助を受けることができるため、広島市は爆心地から2キロ以内で所有者の了解がとれた6棟を史跡に指定するよう求めていました。

また、審議会は、東広島市の酒蔵通りにある現在稼働中の蔵のうち、白牡丹酒造の延宝蔵、賀茂鶴酒造1号蔵など4棟についても史跡に指定するよう答申しました。

官報告示を経て指定されれば、県内にある「国の史跡」は合わせて29件となります。

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