【医療事故】前立腺がんでない患者男性に前立腺全摘手術 施術前の生検で検体取り違えか… 静岡県立総合病院

静岡県立総合病院は、2023年7月、前立腺がんではない患者に対し、誤って前立腺を全摘出する手術をした医療事故が発生したと発表しました。

県立総合病院によりますと、前立腺の組織を採取しがんの有無を調べる生検で癌と診断されたとして、2023年7月、60代の男性の前立腺を全摘出する手術を行いましたが、後日、摘出した前立腺を検査した結果、がんが見られなかった事が判明したということです。病院は、原因について、60代の男性が生検を行う日に別の80代の男性も同じ手術室で生検を行っていた為、2人の検体を取り違えたのではないかと話しています。病院はすでに60代男性に対し謝罪を行っていますが、男性は手術後、尿漏れなどの症状が出ているということです。

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