学食のご飯が「金色の風」に 岩手大と岩手県立大で通年提供

「金色の風」を頬張る岩手大生。認知度の向上につなげる

 岩手大と岩手県立大の学生食堂で、岩手県の最高級水稲品種「金色(こんじき)の風」を扱うことになった。全てのご飯を19日から切り替え、通年で提供する。県内外の学生が集う大学で認知度を高め、卒業後も消費してもらう狙い。高級イメージが先行し、「銀河のしずく」に比べ認知がいまひとつだった金色ファンを増やし、将来の購入拡大につなげる。

 「初めて食べたけれど、もちもちでおいしい」。岩手大1年の佐藤幸代さん(18)=青森県出身=は同日、友人と金色の風を味わい笑みを広げた。

 同大生協によると、これまで県産ひとめぼれを使用していたが、カレーライスや丼もの、販売する弁当を含めて全て切り替えた。今後は食堂に案内表示し、周知する。メニューの値段は変わらない。

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