袴田さん再審 支援者らが傍聴席の拡大要望も静岡地裁は“拡大しない方針”

袴田巌さんの再審、やり直しの裁判で支援者らが傍聴席を拡大するよう要望していましたが、静岡地方裁判所は拡大しない方針であることがわかりました。

再審の初公判は10月27日、静岡地裁で開かれ、2番目に広い傍聴席48席の法廷を使用する予定になっています。これを受け、支援団体やジャーナリストらが最も大きい法廷の使用と、別室にモニターを設置して傍聴できるよう求める要望書を裁判所に提出していました。傍聴席を拡大しない理由について、静岡地裁の担当者は「裁判体の判断を踏まえ、庁として判断した」と説明しています。また、傍聴を希望する人には整理券を配り抽選する予定となっていて、多くの傍聴希望者が訪れることが予想されるものの、当日の警備体制について裁判所は「具体的な警備体制はお答えできない」とコメントしています。

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