「スキマバイト」のニーズ増!利用者は5年で6.8倍…"500万人以上"実態を取材

物価高騰の影響で、家計を助けるために収入を増やしたいというニーズが高まる昨今。

好きな時間・場所で働ける"スキマバイト"を始める人が急増しています。

スキマバイトサービス「タイミー」利用者数は、5年間で6.8倍の500万人に急拡大しました。

「スキマバイト」を始める人が急増!

「タイミー」は、スキマバイト募集サービス。

企業側は、人手が欲しい時に欲しい時間だけアルバイトを募集。

働きたい人は、自分の好きな時間・好きな場所で働ける仕組みです。

コンビニなどはもちろんのこと、リゾートホテルでの調理補助やゴルフ場の清掃など、様々な業種のアルバイトの中から選ぶことができます。

履歴書は不要、面接もせずに働くことができ、出退勤はQRコードを読み込んで管理。

勤務終了後は、アプリを通してすぐにお金を受け取ることができます。

働く側と企業側、お互いに評価できる仕組みもあるので安心ですよ。

「副業解禁といったトレンドが後押しになって、タイミーの利用が進んでいる」と話すのは、タイミー北海道支社の笠原健さん。

最近では物価高騰の影響で、家計を助けるために収入を増やしたいというニーズも高いといいます。

実際に利用している人は?

フリーの演奏家として活動している猿渡美穂子さんは、コロナ禍をきっかけに「タイミー」を利用し始めました。

この日は、人気の動物園『ノースサファリサッポロ』でアルバイト。

「固定でアルバイトに入ると、演奏会が入ったからと休むと迷惑がかかる」と猿渡さん。

「タイミー」は最初から空いてるところに入れられるので、心強いといいます。

導入する企業も増加中

一方、企業側も活用を広げています。

北海道内で約200店舗のドラッグストアや調剤薬局を展開する『サツドラ』も、「タイミー」で人材募集を始めました。

サツドラの新妻さんは、「人手が不足していたところにピンポイントで入ってくれるので、その分ほかの従業員が残業せず働くことができるようになった」と話します。

働く時間帯や店舗によって異なりますが、1回の給料は4時間で3840円。

「長期雇用に興味のある方は、サツドラで採用もできればと思っている」と新妻さん。

「タイミー」を活用する人は、ますます増えていきそうです。

*みんテレ10月11日OAのものです

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