【福井県内の高校入試2024】県立高校の募集定員一覧と日程 藤島、高志は定員減少

 福井県教育委員会は10月20日、県立高校の2024年度募集定員を発表した。全日制の定員は前年度比54人減の4753人となり、平成以降で最少。平成元(1989)年度の9520人から半減した。藤島は10人、高志は5人をそれぞれ減らす。各校の学科・コースの名称に変更はない。

 来春の中学卒業予定者は7117人(前年度比65人減)で、地区別では二州61人減、坂井34人減、奥越28人減、福井23人減。丹南と若狭は増加した。各地区の増減や前年度の受験状況を踏まえて定員を検討した。

 藤島の定員減は3年ぶり、高志は理数科を停止した2018年度募集以来6年ぶりの減少。一方で同じ福井地区の羽水は定員を維持した。県教委担当者は「福井地区の中3生の減少を考慮し、各校の探究系学科の志望者が増加傾向にある点も総合的に見て判断した」と説明した。

 全学科中で最大の定員減は敦賀普通の16人。丸岡普通みらい共創が5人、足羽普通キャリアデザインが4人を減らした。職業系高校は武生商工と若狭東を除く6校が全学科で1~2人ずつ減らした。定員増は3校あり、若狭普通が17人増、丹生普通が7人増、武生商工が3学科で計4人増。

 面接や事前課題など各校独自の方式で受験生の個性を評価する特色選抜は、藤島を除く23校が116種目・領域で募り、定員は前年度比18人増の542人。教育内容の独自色を打ち出す「魅力化」の一環で、募集枠は拡大傾向にある。

 推薦は16校54学科・コースで718人(前年度比3人増)を募る。

 特別支援学校関係では、高等部を新設する清水が5人を募集する。

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 入試日程は、推薦、特色選抜、外国人生徒等特別選抜、連携型中高一貫校(金津、丹生、美方)が来年1月16日。全日制と定時制の一般入試は2月20、21日に行う。新型コロナウイルス感染者ら向けに設けていた特別検査は取りやめ、インフルエンザなどの欠席者と同様に同26、27日の追検査で対応する。

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全日制の募集定員

 ※1 高志高校探究創造科は理数創造科と文創造科の総称  ※2 高志中学校からの入学定員  ※3 武生高校探究進学科は探究理科と探究文科の総称  ※4 武生東高校学際フロンティア学科はフューチャーサイエンス科とフューチャークエスト科およびグローバル科の総称  ※5 敦賀高校文理進学科は理数進学科と人文進学科の総称  ※6 若狭高校文理探究科は理数探究科と国際探究科の総称  ※7 鯖江高校普通科スポーツ・健康福祉コースのスポーツ専攻については、推薦入学者選抜において、体操および陸上競技[駅伝]を募集  

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定時制の募集定員

通信制の募集定員

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