車いす乗降のお手伝い、続けます JR姫新線10駅のワンマン列車、運転士らが介助

乗降者が車いす利用者の乗降を手伝うイメージ(JR西日本提供)

 JR西日本は20日、兵庫県内にある姫新線の10駅で7月から試行していた、車いす利用者の乗降を乗務員が手伝うサービスを本格実施すると発表した。試行では約60人が利用。円滑に乗降できると確認できたため継続的に取り組むという。

 播磨高岡(姫路市)-播磨徳久(兵庫県佐用町)間が対象。同線は運転士だけが乗務するワンマン運転で、運転士がホームに降りてスロープ(渡し板)を使って介助する。

 途中にある余部(姫路市)と本竜野(たつの市)、播磨新宮(同)の3駅では、駅係員が勤務する時間帯は同係員が対応する。それ以外は運転士が介助する。

 乗降する際は、先頭車両の運転席に最も近い乗降口を使ってもらう。乗車場所が一目で分かるよう、ホームに車いすマークを含む表示を設けている。(大島光貴)

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