今季リーグ終盤の活躍が目立ち、38年ぶりの日本一を懸けた戦いでも活躍が期待されるのが、中軸で地元兵庫県西宮市出身のスラッガー佐藤輝明内野手(24)。この日は4打数1安打で打点はなかったが、ホームラン性の大きなファウルでも球場を沸かせた。
佐藤選手の父で関西学院大人間福祉学部准教授の博信さん(56)は「(日本シリーズは佐藤選手にとって)未知の経験になるが、硬くなるタイプではない。大きな舞台ほど好きで、ファンの声援を重圧ではなく力に変えると思う」と語る。
博信さんは、甲子園での日本シリーズ観戦を予定。「調子は悪くないので、失敗を恐れず思い切りプレーしてほしい」とエールを送り、「岡田監督の統率の下、若い選手が多いチームで、勢いづいてここまで来ているので、あるんじゃないですか」と38年ぶりの歓喜を見据えた。(井川朋宏)