【園田・兵庫ゴールドカップ】8番人気ダノンジャスティスがV…上田「直線入口では3着くらいかなと」

10月20日、園田競馬場で行われた11R・兵庫ゴールドカップ(3歳上・ダ1230m)は、上田将司騎乗の8番人気、ダノンジャスティス(せん7・高知・別府真司)が勝利した。クビ差の2着にベストマッチョ(せん10・川崎・佐々木仁)、3着にヴァヴィロフ(牡5・川崎・高月賢一)が入った。勝ちタイムは1:18.6(稍重)。

1番人気で吉原寛人騎乗、ブラックストーム(牡5・大井・佐宗応和)は9着、2番人気で笹田知宏騎乗、パールプレミア(牝5・兵庫・新子雅司)は4着敗退。

1番人気に支持されたブラックストームは9着に沈んだものの、勝ったダノンジャスティスを筆頭に遠征馬が表彰台を独占。地元のエース格パールプレミアは果敢に逃げたが、あと一歩が粘れず4着に敗れた。

1着 ダノンジャスティス
上田将司騎手
「パールプレミアが速かったんであの位置に。手応えはそんなに良くなくて直線入り口では3着ぐらいかなと思ったんですが、前が止まったのもあって突き抜けてくれました。高知だといつも3コーナーでバタバタするのに園田だとあそこから伸びる。軽めの調整だったし不安はあったんですが、先生の「うちの馬向きの馬場だから」という言葉を信じて乗りました」

岡部「勝ち馬の切れ味が上だった」

兵庫ゴールドカップ 口取り (C)兵庫県競馬組合

2着 ベストマッチョ
岡部誠騎手
「スタートでトモを滑らせた。前に楽させたくなかったんで早めに捕まえようと。最後も踏ん張ってるけど、勝ち馬の切れ味が上だったので仕方がない」

3着 ヴァヴィロフ
笹川翼騎手
「輸送を含めて経験の差が出た。進路を見つけるまで動けなかったが、前が空いてからは脚を使ったように、それなりに収穫はあった。力は示せたと思う」

4着 パールプレミア
笹田知宏騎手
「いい感じで逃げられたが(岡部さんに)早めに来られた。交わされてからも粘ってるし、結果は4着でも内容は評価できます」

5着 ケンジーフェイス
田野豊三騎手
「直線は脚を使ってるが、外枠だったんで溜めが利かなくて弾けなかった。内枠なら結果は違ったと思う」

6着 イナズマテーラー
下原理騎手
「前走は逃げて止まったんで余り行きたくなかった。ゲートは出たけど外枠なのでイメージ通りの競馬ができなかった」

7着 トリニティノット
中田貴士騎手
「気配は良かったし道中の手応えも抜群。3コーナーで内に押し込まれて他馬と接触する不利があったのが悔やまれる」

8着 プレイヤーズハイ
長谷部駿騎手
「枠的にコースが限定されて厳しかったが、この馬なりには走ってるので今後につながると思います」

吉原「小回り千二は合わない」

兵庫ゴールドカップ ゴール前 (C)兵庫県競馬組合

9着 ブラックストーム
吉原寛人騎手
「返し馬では落ち着いてたのに、レースでは嫌気を出して集中を欠いた。タイプ的に小回りの千二は合わない」

10着 エイシンヌプリ
田中学騎手
「前2頭が飛ばしてああいう形になったからね。この結果は仕方がない」

11着 ワラ
福原杏騎手
「押し出されてあの位置に。かなりハミを噛んで力んでた。周りに馬を置いて走ればもう少しやれたのでは」

12着 ヴィーダ
吉村智洋騎手
「いいところがなかった。以前乗った時のデキではなかったね」

ダノンジャスティス 59戦8勝
(せん7・高知・別府真司)
父:Kingman
母:マンビア
母父:Aldebaran
馬主:志士十二組合
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ダノンジャスティス 上田将司
2着 ベストマッチョ 岡部誠
3着 ヴァヴィロフ 笹川翼
4着 パールプレミア 笹田知宏
5着 ケンジーフェイス 田野豊三
6着 イナズマテーラー 下原理
7着 トリニティノット 中田貴士
8着 プレイヤーズハイ 長谷部駿
9着 ブラックストーム 吉原寛人
10着 エイシンヌプリ 田中学
11着 ワラ 福原杏
12着 ヴィーダ 吉村智洋

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