駐日米大使のNY講演中断 環境保護団体が乱入

制止される環境保護団体の関係者ら。左端はエマニュエル駐日米大使=20日、米ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】エマニュエル駐日米大使がニューヨークで20日に講演中、環境保護団体の関係者約10人が壇上に乱入し、プログラムが中断する騒ぎがあった。約10人は、アラスカ州から液化天然ガス(LNG)をアジアに輸出する米政府の計画に反対。「ノーモア・ガス」などと約10分間訴えた。

 エマニュエル氏が日米関係について15分ほど話したところで団体関係者が立ち上がり、騒ぎになった。約10人は会場から追い出され、苦笑しながら見守ったエマニュエル氏は講演を続けた。終盤にLNGは「過渡期のエネルギーだ」としつつ、輸出で争うロシアに対抗する必要性を指摘しながら政府計画への理解を求めた。

エマニュエル駐日米大使

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