伊奈学園、松山など8校…埼玉県立高生約2千人の個人情報、流出の恐れ 教育アプリのDBに不正アクセスで

埼玉県立高生2千人の個人情報、流出の恐れ

 埼玉県教育局は20日、カシオ計算機(東京都渋谷区)の教育アプリ「クラスパッドドットネット」のデータベースが不正アクセスを受けた影響で、県立高校8校の生徒約2千人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。

 影響を受けたのは三郷、草加西、松山、坂戸、日高、新座柳瀬、川口北、伊奈学園総合の8校計1936人で、氏名、メールアドレス、学年などの情報が漏えいした可能性がある。現在までに不正使用などの被害は確認されていないという。

 同社から連絡を受けた各学校が県教育局に報告。同局は20日、パスワードが入手され端末が不正に操作される可能性があるとして、生徒や保護者にアプリのログインIDやパスワードを変更するよう注意喚起した。

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