雷部屋、親方の故郷宇佐市で初合宿 23日から稽古を一般公開【大分県】

宇佐合宿に当たり、歓迎を受けた雷親方(前列左から2人目)と力士ら=宇佐市役所

 【宇佐】宇佐市出身で大相撲の雷(いかづち)親方(元小結垣添)が開いた雷部屋が、19日から宇佐市内で初めての合宿に入った。20日、歓迎式が市役所であった。

 式には雷親方のほか、4人の力士と床山が出席した。是永修治市長が「宇佐市は双葉山の出身地で相撲と縁が深い。宇佐合宿を定番化し、市活性化の起爆剤にさせてほしい」と歓迎。28日までの合宿で使う雷部屋の看板や米を贈った。

 雷親方は「郷土で弟子たちと汗を流して心と体を鍛える夢がかない、感謝している。市民により一層、相撲に興味を持ってほしい」とあいさつした。

 雷部屋は今年2月、入間川を継承してスタートした。宇佐合宿は11月の九州場所に向けた準備が目的。期間中、市総合運動場相撲場での稽古(23~27日)を一般公開する。

 21日は午前10時から、同所で力士触れ合い体験を実施。稽古の見学、ちゃんこ鍋の無料振る舞い(先着300食)などがある。

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