【MLB】逆転に次ぐ逆転 アストロズが敵地3連勝でWS進出へリーチ アルトゥーベが最終回劇的逆転弾

写真:アストロズは9回にアルトゥーベの3ランで逆転に成功

10月20日(日本時間21日)、アーリントンで行われたアストロズ対レンジャーズのリーグチャンピオンシップシリーズ第5戦は、アストロズが5-4で逆転勝利。アストロズはエースのジャスティン・バーランダーが6回に逆転弾を浴び試合をひっくり返されたが、最終回にホセ・アルトゥーベが逆転3ランを放った。レンジャーズはここまで登板しつづけてきた守護神ホセ・レクラークがついに崩れた形だ。

アストロズは前回無失点に抑えられたレンジャーズ先発ジョーダン・モンゴメリーからアレックス・ブレグマンがソロを放ち初回から先制に成功する。しかし、5回裏に先発バーランダーがナサニエル・ロウにソロを浴び同点に追いつかれる。6回表にホセ・アブレイユのタイムリーですかさずリードを奪うが、その裏アドリス・ガルシアの3ランで逆転を許す。

万事休すかと思われたがドラマは最終回に待っていた。レンジャーズの守護神レクラークから無死一、二塁のチャンスを作ると、アルトゥーベが劇的逆転3ラン。土壇場での逆転に成功したアストロズは8回からマウンドに上がっていたライアン・プレスリーを9回にも続投させ、無死一、二塁のピンチを招くも無失点で抑えきった。

打たれたレンジャーズのレクラークはポストシーズン10試合中8試合目の登板とフル回転でチームの勝利に貢献してきたが、ここにきてついにセーブに失敗。レンジャーズにとってはあまりにも痛いホーム3連敗となった。

シリーズは第6戦からヒューストンでの戦いになる。3勝2敗とリーチをかけた状態で本拠地に舞台を移すアストロズは絶対的優位な立場であるが、今季のアストロズはホームに弱い。レギュラーシーズンではアウェイが勝率.630なのに対し、ホームでは勝率.481と極端な差がでている。このポストシーズンでもその傾向は色濃く出ており、ここまでアウェイで5戦全勝しながらホームでは1勝3敗だ。ホームチームが全敗しているこのリーグチャンピオンシップシリーズは、この傾向が続くならレンジャーズの逆転勝利もあり得る。アストロズはホームでの弱さを克服し、3年連続のワールドシリーズ進出なるだろうか。

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