「野球を好きになった理由」 デュボンがジーターとの対面に感激

アストロズが劇的な逆転勝利を収めたリーグ優勝決定シリーズ第5戦の試合前、「FOXスポーツ」のプレゲームショーでは、心温まるひとときがあった。デービッド・オルティス、デレック・ジーター、アレックス・ロドリゲスによるプレゲームショーにマウリシオ・デュボン(アストロズ)が出演したのだ。ホンジュラス出身のデュボンは、ジーターに「野球を始めたきっかけは何?」と尋ねられ、少しのあいだ笑うことしかできなかった。

1987~94年にアストロズなどでプレーしたジェラルド・ヤングに次ぐ史上2人目のホンジュラス出身メジャーリーガーであるデュボンが野球を好きになったきっかけはジーターの存在だった。デュボンは出演したプレゲームショーの番組内で次のように語っている。

「僕が野球を好きになった理由はあなた(ジーター)です。今、ホンジュラスでは多くの人々がこの番組を見て、驚いていると思います。ホンジュラスの子供たちはみんな、レッドソックスとヤンキースの試合を見て育つからです。僕もあなた方3人(ジーター、オルティス、ロドリゲス)がバトルするところを見ていました。番組が始まる前にも言いましたが、8歳の僕が今、この番組を見ていたら驚くと思います。ここにいるのはとてもクレイジーなことです」

「僕が野球を好きになった理由の1つはあなた(ジーター)です。子供のころ、あなたのポスターを持っていたのを覚えています。メジャーに到達するまで、すべてのレベルで背番号2のユニフォームを着用してきました」

メジャー5年目の今季、自己最多の132試合に出場して打率.278、10本塁打、46打点、7盗塁、OPS.720というキャリアハイのシーズンを過ごしたデュボンは、ゴールドグラブ賞のファイナリストに2部門で選出(二塁手とユーティリティ)。プレーオフでも7試合に出場して22打数8安打(打率.364)と好調を維持している。

今やアストロズにとって不可欠な戦力となったデュボンだが、ジーターへの憧れの気持ちは変わらない。出演後には、オルティスの助けを借りてジーターと記念撮影を行い、嬉しそうな表情を見せていた。

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