那須で紅葉見ごろ ゴンドラに大勢の客

朝晩の冷え込みが厳しくなるのに合わせて各地から紅葉の便りが届いています。栃木県内でも那須連山の紅葉が鮮やかさを増しています。

20日午前9時ごろ、那須町大島のスキー場マウントジーンズ那須の「紅葉ゴンドラ」からの眺めです。訪れた人たちをおよそ3万株のゴヨウツツジの群生が出迎えます。

標高1410メートルの山の中腹では色づき始めていますが、山頂駅付近では、もうすぐ見ごろを迎えます。

今年は、残暑などの影響でいつもの年より1週間以上色づき始めるのが遅かったということです。

一方、山頂駅付近の展望台から望む茶臼岳や朝日岳などの那須連山では黄色や赤く色づき見ごろになっています。

20日は、ゴンドラの運行が始まる午前8時半から観光客が訪れ、紅葉に染まった那須連山をスマホなどで写真に納めていました。

「マウントジーンズ那須」によりますとゴヨウツツジは今週末の冷え込みで来週から見ごろとなり、今年は11月中旬まで紅葉が楽しめるということです。

20日の栃木県内は晴れて気温が上がり、最高気温が佐野で26.5℃小山で25.7℃など14カ所ある観測地点のうち3カ所で夏日を観測しました。

これで、ことし夏日になったのは佐野で148日、小山は138日となりいずれも最多を更新しています。

一方で、21日から22日にかけて、県の北部の標高の高い地域では雪が降り積雪となるところがある見込みです。

宇都宮地方気象台では雪による交通障害や路面の凍結に注意するよう呼び掛けています。

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