世界農業遺産「静岡の茶草場農法」認定10周年 茶草場の維持や次世代への継承に課題も

「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産に認定されて10周年を迎え、10月20日、静岡県掛川市で記念式典が行われました。

式典では川勝知事が「人類の財産になった茶草場農法の存在感をさらに上げていきたい」と挨拶しました。

伝統的農法として世界農業遺産に認定された「静岡の茶草場農法」は秋から冬にかけ、茶畑周辺の茶草場から刈り取った草を茶畑に敷き詰める伝統的な農法です。お茶の品質向上と生物多様性の両立が評価され、2013年に世界農業遺産に認定されました。

式典では、世界農業遺産認定後の茶草場の維持や、グリーンツーリズムの取り組み、次世代への継承などについて講演が行われました。

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