九州高校野球28日開幕 延学の初戦、れいめい 日南学は有田工

 28日に福岡県で開幕する高校野球の秋季九州大会(第153回九州大会)の組み合わせ抽選は20日に福岡市であり、全16校の1回戦のカードが決まった。来春の選抜出場校を決める判断材料となる大会。県予選優勝の延岡学園は29日の第2試合(午後1時・久留米市野球場)で、れいめい(鹿児島)、準優勝の日南学園は28日の第1試合(午前11時半・小郡市野球場)で有田工(佐賀)とぶつかる。
 延岡学園は6季ぶり19度目出場。スタメン6人が打率3割超、左腕エースの南龍成は緩急巧みに防御率1.73と攻守に安定している。終盤に勝負強く、4試合全てを2点差以内で制した県予選同様、接戦に持ち込み勝利をつかむ。
 2季連続24度目出場の日南学園は、県予選5試合で53安打38得点。打線は切れ目がなく、下位も好調を維持する。エース杉本優太、本職は捕手の古川翔将がそれぞれ完封するなど投手陣も安定感がある。投打で粘り強く食らい付きたい。
 このほか今夏の甲子園4強の神村学園(鹿児島)は昨秋九州大会王者の沖縄尚学、同大会準優勝の長崎日大は大分舞鶴と顔を合わせる。
 準々決勝は31日、準決勝は11月2日、決勝は3日。

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