通院日数を水増し…施術費を詐取した疑いで逮捕の26歳男性を不起訴 地検川越支部、処分理由は明らかにせず

施術費水増し請求の男性、不起訴に

 さいたま地検川越支部は20日、交通事故の負傷者の通院に日数を水増しして損害保険会社から施術費をだまし取ったなどとして逮捕された埼玉県新座市の会社員男性(26)について不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

 男性は整骨院を開業していた男と共謀し、交通事故で負傷したとして通院した男性の親族が昨年7月30日から9月28日までの36日間、通院して施術を受けたと偽り、損害保険会社に自動車保険金を水増し請求し、2回にわたり計32万6140円を詐取。

 さらに同様の手口で、同年10月1日から11月30日までの35日間分の施術費計27万1560円を詐取しようとしたとして、2日に詐欺と詐欺未遂の疑いで県警交通捜査課と川越、武南署が逮捕していた。

 一方、共犯の男は同日、同罪で起訴された。

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