元東京VのGK高木義成さんが今季限り引退の大宮GK南雄太を労う。「初めて対戦した日の興奮は忘れないし、忘れられない」

東京ヴェルディなどで活躍した元プロGKの高木義成さんが20日に自身のX(旧Twitter)を更新し、今季限り引退を発表した大宮アルディージャGK南雄太を労うメッセージを投稿した。

高木さんと南はチームは被っていなかったが、同い年、同じポジションであるため現役時代はライバル関係にあった。リーグ戦通算665試合に出場した南に敬意を表してXに思いを書いた。

高木さんが南を知ったのは、1995年度の高校サッカー選手権。静岡学園を同大会初優勝に導いた守護神が同い年であることに驚いたという。その後プロになってからも南との差は埋まらず、日本代表に選出された南をずっと追いかけていたという。

2002年11月17日の東京V対柏戦で高木さんと南は初対戦とした(4-1で柏が勝利)。その試合を「初めて対戦した日の興奮は忘れないし、忘れられない。高校時代からビデオに録画してずっと追いかけ、やっと同じピッチに。嬉しかったなぁ」と感慨深く振り返っていた。

高木さんは2017年にFC岐阜で引退し、現在は日本体育大での指導や自身のYouTubeチャンネル『高木式GKメソッド』を開設して後進の指導に力を入れている。高木さんは「時は経ち、私は先にサッカー選手引退。それでも18年。雄太は26年って(笑)ウイスキーじゃないんだからさ」と独特な言い回しで南の引退を労っていた。

同期の絆

そして、このポストに南が反応。

高木さんのポストに応えて闘志を燃やしていた。

【関連記事】残り試合もわずか!J2残留争い終盤戦、大宮奇跡の残留あるか。条件次第では他チームも巻き込まれるリスクも

共に長きに渡ってJリーグを支えてきた二人のハートフルなやり取りに多くのサポーターが感動していた。

© 株式会社ファッションニュース通信社