【富士S】モレイラ「余裕があった」ナミュールが重賞2勝目

10月21日、東京競馬場で行われたG2・富士ステークスは、1番人気のナミュールが人気に応えて重賞2勝目をマーク。約1年7ヶ月ぶりの勝利で復活を遂げた。

富士ステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 ナミュール
J.モレイラ騎手
「色んなVTRを見ましたが、正直そんなに瞬発力のあるような馬には思えなかったです。レースではスタートして少し後ろのポジションからになってしまったんですけど、直線でスペースが出来て、終いで素晴らしい瞬発力を見せてくれました。強い勝ち方でした。乗せていただいたことに感謝しています。前半は普通のペースで流れて、残り800・900mくらいで少しペースがスローダウンしたところがありました。その時に自分の馬はスッと反応してくれました。ペースについては問題なかったです。最後はうしろの馬が来ましたけど、自分の馬はまだ余裕があったので、差されない自信がありました。距離をもう少し延びていても負けていないと思います。今日1回しか乗っていないので今後のことについてはあまり言えないですが、今日のフィーリングがとても良かったので、これからステップアップしてもっと大きい重賞レースを勝ってもおかしくないと思います。ポテンシャルのある馬です。(短期免許)1日目で重賞を勝つことが出来て非常に嬉しいです。午前中でも良い馬に乗せていただいたのですが、なかなか結果を出すことが出来なかったですが、後半の方で結果を出すことが出来て良かったです。今日はビックスマイルで帰ることが出来て非常に嬉しいです。これからも一生懸命もっともっと勝てるように頑張りたいと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

10月21日、東京競馬場で行われた11R・富士ステークス(G2・3歳上オープン・芝1600m)は、J.モレイラ騎乗の1番人気、ナミュール(牝4・栗東・高野友和)が快勝した。1.1/4馬身差の2着に4番人気のレッドモンレーヴ(牡4・美浦・蛯名正義)、3着に6番人気のソーヴァリアント(牡5・美浦・大竹正博)が入った。勝ちタイムは1:31.4(良)。

2番人気でC.ルメール騎乗、エターナルタイム(牝4・美浦・中川公成)は6着、3番人気で岩田望来騎乗、イルーシヴパンサー(牡5・美浦・久保田貴士)は4着敗退。

約1年7ヶ月ぶりの勝利

2023富士S・ナミュールとJ.モレイラ騎手 (C)Kirari

J.モレイラ騎乗の1番人気、ナミュールが約1年7ヶ月ぶりの勝利を飾った。道中は中団のインから。終始ロスなく運ぶ形で勝負どころを迎えると、外へ持ち出していき上手く進路をこじ開けた。抜け出してからは脚色衰えることなく最後まで差し脚を伸ばし、2着に迫ったレッドモンレーヴの追い上げを凌いだ。

ナミュール 12戦4勝
(牝4・栗東・高野友和)
父:ハービンジャー
母:サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ナミュール J.モレイラ
2着 レッドモンレーヴ 横山和生
3着 ソーヴァリアント 池添謙一
4着 イルーシヴパンサー 岩田望来
5着 マテンロウオリオン 田辺裕信
6着 エターナルタイム C.ルメール
7着 ステラヴェローチェ M.デムーロ
8着 タイムトゥヘヴン 大野拓弥
9着 ユニコーンライオン 坂井瑠星
10着 ジャスティンスカイ 戸崎圭太
11着 ダノンタッチダウン 横山典弘
12着 キラーアビリティ 横山武史

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