レアルが日本とも対戦したアルフォンソ・デイビス獲得に本腰か? 残り2年の契約もバイエルンとの延長交渉が完全ストップ

来夏レアル・マドリー移籍の可能性もあるアルフォンソ・デイビス[写真:Getty Images]

レアル・マドリーがバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(22)の獲得に照準を定めているという。

今夏の移籍市場でもアルフォンソ・デイビス獲得の噂が浮上していたマドリー。しかし、今シーズンはバイエルンに残ることが決定している。

圧倒的なスピードを誇る世界トップクラスの左サイドバックとして活躍するアルフォンソ・デイビスは、10月には来日して日本代表とも対戦していた。

アルフォンソ・デイビスの代理人を務めるニック・フーセ氏は「レアルはビッグクラブで、私も大ファンだ。レアルはビッグネームだ」とコメント。「誇りに思える」とマドリーからの関心を喜んでいた。

ただ、「我々とバイエルンの契約はまだ2年残っている。今後数週間で全てがどう進展するのかを待つ」ともコメント。バイエルンにとどまるのかどうかを判断していくとした。

アルフォンソ・デイビスは、バイエルンとの残り契約が少なくなっており、2025年以降の契約についても延長することでほぼ合意することが決定していた。しかし、スポーツ・ディレクター(SD)のハサン・サリハミジッチ氏がクラブを離れて以降は保留となっており、現在は完全に交渉がストップしている状態だという。

これはマドリーにとっても願ってもないチャンス。来夏はアルフォンソ・デイビスに対して4000万ユーロ(約63億6000万円)を支払う予定とのこと。バイエルンは5000万ユーロ(約79億5000万円)を望んでいるというが、どのような駆け引きが両者で行われるか注目される。

もちろんバイエルンは簡単に手放すつもりはないが、アルフォンソ・デイビスの決断も重要に。クラブとしては契約延長を拒否した場合には残り契約が1年となるため、売却して現金化する可能性も十二分に残されている。

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