10月21日、プレミアリーグ第9節のマンチェスター・シティ vs ブライトンの試合がエティハド・スタジアムで行われた。
マンチェスター・シティは出場停止が明けたロドリが先発に復帰。GKはエデルソンがベンチに回り、シュテファン・オルテガがリーグ戦初先発となった。ブライトンは体調不良で日本代表への招集を辞退した三笘薫が復調し、左サイドMFで先発出場。筋肉系のトラブルを抱えるペルビス・エストゥピニャンはメンバーから外れ、ソリー・マーチが左サイドバックに入った。
5分に中盤でボールを奪ったフィル・フォーデンが左サイドに展開し、ジェレミ・ドクがファーストシュートを放つ。7分には再びドクがボールを運んでゴールライン際まで切り込んでマイナス方向にクロスを送ると、フリアン・アルバレスが左足で合わせてゴールネットを揺らし、マンチェスター・シティが早々に先制する。
ブライトンは14分、ダニー・ウェルベックが右足を痛めるアクシデントが発生。プレー続行不可能となり、16分にエヴァン・ファーガソンとの交代を余儀なくされると、直後の19分にはマンチェスター・シティが追加点。相手のスローインからの連携ミスを突いてボールを拾ったアーリン・ハーランドがボールを運び、左足の強烈な一撃をネットに突き刺した。
マンチェスター・シティはその後もドクにボールを集め、左サイドから攻撃を仕掛けていく。追加点こそ生まれなかったものの、相手を圧倒し続けたまま前半を折り返す。
ブライトンはミルナーに代えてヨエル・フェルトマンを投入して後半のキックオフを迎える。52分、GKからのボールをカットしたサイモン・アディングラが縦パスを入れ、ペナルティーエリア内で受けたパスカル・グロスがシュートを放ったが、枠を捉えられない。65分にはジョアン・ペドロ、カルロス・バレバに代えてアンス・ファティとビリー・ギルモアを投入し機動力を高めていく。すると69分、ルイス・ダンクからのロングフィードを受けたファティが左サイドに流し、三笘がフリーで抜け出し左足でシュート。絶好機だったが飛び出したGKオルテガにブロックされ、ゴールを奪うことはできない。
それでも73分、ブライトンがついにゴールをこじ開ける。相手GKが飛び出した隙を突いたフリアン・アルバレスがロングシュートを狙い、ダンクがブロックしたところからカウンターに転じ、三笘が左サイドでボールを運んで右足アウトサイドで折り返すと、ダニエル・アカンジがクリアしきれず、こぼれ球をファティが蹴り込んだ。
ここから畳みかけたいブライトンだったが、マンチェスター・シティも素早くボールを回しながら相手の勢いを削いでいく。また、89分にはマーチが相手との接触がない場面で右ヒザを痛めて倒れるアクシデントに見舞われる。マーチは患部を固定されて担架で運ばれての退場となる。
マンチェスター・シティは後半アディショナルタイムにダニエル・アカンジがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり、残り時間を1人少ない状態で戦うことになったが、ブライトンに同点ゴールは許さず、そのままタイムアップ。マンチェスター・シティがリーグ戦の連敗を2でストップした。
次節、マンチェスター・シティはアウェーでマンチェスター・ユナイテッドとの「マンチェスター・ダービー」に、ブライトンはホームでのフラム戦に挑む。
◉試合結果
マンチェスター・シティ 2－1 ブライトン
1－0 7分 フリアン・アルバレス（マンチェスター・シティ）
2－0 19分 アーリン・ハーランド（マンチェスター・シティ）
2－1 73分 アンス・ファティ（ブライトン）
