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2023年全国社会人オープン選手権は10月21日、埼玉・富士見市立総合体育館で開幕。団体戦と個人戦・男子フリースタイルが行われ、個人戦では79kg級を阿部宏隆（水戸市スポーツ少年団）が制し、2019年大会の70kg級、昨年の79kg級に続き、3大会連続優勝を達成した（2020・21年大会は中止）。74kg級は伊藤朱里（自衛隊）が7月の全日本社会人選手権に続いて勝った。
97kg級には、糖尿病で右脚を失った谷津嘉章（日本障がい者レスリング連盟）が全日本社会人選手権に続いて出場。ノルディック方式の予選リーグで2戦2敗で、初勝利は持ち越しとなった。
▲7月に続いての挑戦となった谷津嘉章。善戦むなしく、2戦2敗に終わった（写真は初戦の二ノ宮寛斗戦）＝撮影・布施鋼治
団体戦は国士舘クラブが決勝で自衛隊OBクラブを破って優勝した。
各階級の成績は下記の通り。
男子フリースタイル 57kg 61kg 65kg 70kg 74kg
1～3位一覧表 79kg 86kg 92kg 97kg 125kg
団体戦
［1］国士舘クラブ、［2］自衛隊OBクラブ、［3］明治大クラブ、［4］日野クラブ
個人戦・男子フリースタイル
▼57kg級 ［1］荒木大貴（自衛隊）、［2］田代拓海（佐賀県協会）、［3］加藤万豊（明治大学クラブ）
▼61kg級 ［1］阿部敏弥（国士舘大学）、［2］澤谷孟（国士舘大学）、［3］諏訪間翔太郎（前川製作所）、矢後公誠（日大クラブ）
▼65kg級 ［1］秋山拓未（自衛隊）、［2］小柴亮太（佐賀県民）、［3］服部大虎（土浦警察署）、飯田翔真（東京都協会）
▼70kg級 ［1］二俣友明（隠岐島前高等学校）、［2］寺田靖也（明治大学クラブ）、［3］本間賢志（秋田県スポーツ協会）、永松麗（第１通信大隊）
▼74kg級 ［1］伊藤朱里（自衛隊）、［2］サエードサレヒ（松阪クラブ）、［3］佐長拓未（同大クラブ）、今村大地（福島県/いわき市教室）
▼79kg級 ［1］阿部宏隆（水戸市スポーツ少年団）、［2］MELIH HAKTAN（NSW Wrestling）、［3］大谷健輔（中大クラブ）、ERION RAMLIJAK（NSW Wrestling）
▼86kg級 ［1］JAYDEN LAWERNCE（NSW Wrestling）、［2］SIONE VEIKOSO（NSW Wrestling）、［3］山下 俊介（国士舘クラブ）、藤田祐輔（日亜化学工業）
▼92kg級 ［1］内田貴斗（練馬駐屯地）、［2］横田裕大（ポゴナ・クラブ＆立教ＯＢ会）、［3］奈良部嘉明（筑西広域消防本部）、徳山利範（明治大学クラブ）
▼97kg級 ［1］二ノ宮寛斗（不二精機株式会社）、［2］HARRISON ROURKE（NSW Wrestling）、［3］佐々木太一（横浜市立秋葉中学校）
▼125kg級 ［1］山本康稀（日大クラブ）、［2］小林奎太（小諸商業高校）、［3］須惠勝貴（大阪府警）
