2点を先行したチェルシーが優位に進めるも、アーセナルが終盤に追いつく ビッグロンドン・ダービーは痛み分け|プレミアリーグ

写真:途中出場から貴重な同点ゴールを挙げたトロサール

現地時間10月21日、プレミアリーグ第9節のチェルシー vs アーセナル、ビッグロンドン・ダービーがスタンフォード・ブリッジで行われた。

ホームのチェルシーは前節のバーンリー戦から2カ所を変更。右サイドバックにマロ・ギュストを起用し、センターフォワードにはコール・パーマーが入った。アウェーのアーセナルは右ウイングのブカヨ・サカが負傷から復帰。ワントップにはガブリエウ・ジェズス、左ウイングにはガブリエウ・マルティネッリが入った。

開始1分ほどでシュートにまで持ち込むなど、立ち上がりはチェルシーが高い位置からプレスをかけながら積極的に攻撃を仕掛ける。

11分、チェルシーはコナー・ギャラガー、パーマー、ラヒーム・スターリングとつなぎ、スターリングが右サイドからクロスを上げる。そこにミハイロ・ムドリクが飛び込んで頭で合わせると、ボールはウィリアム・サリバの手に当たる。

一度はそのままプレーが進行するも、ボールがタッチラインを割ったところでVARが介入し、オンフィールドレビューの結果、PKの判定に。これをパーマーが沈めてチェルシーが先制に成功する。

さらに30分、ギャラガーがハーフウェーライン付近からドリブルで持ち上がり、パーマーへラストパス。パーマーは相手DFガブリエウの股を抜いてシュートを放つも、ボールはわずかに右へ外れる。

その後も44分、45+1分、45+2分とチェルシーが立て続けにチャンスを迎えるもゴールはならず。チェルシー優位の展開で前半を終える。

アーセナルは後半開始時にオレクサンドル・ジンチェンコに代えて冨安健洋を投入し、前半を通じて脅威となっていたスターリングを封じる役割を与えた。

しかし48分、チェルシーの追加点が逆サイドから生まれる。自陣でボールを奪ったギャラガーからボールを受けたムドリクが左サイドからクロスを上げる。このボールがGKダビド・ラヤの頭上を越え、ゴールへと吸い込まれた。

なかなか決定機を作れないアーセナルは68分、ジェズスとジョルジーニョを下げ、エディ・エンケティアとエミール・スミス=ロウを投入して活性化を図る。

すると77分、チェルシーはビルドアップ時にGKロベルト・サンチェスのパスがずれ、ボールはデクラン・ライスのもとへ。ライスはGKの位置を見てダイレクトでロングシュートを放ち、アーセナルが1点を返した。

さらに84分、アーセナルは敵陣でライス、ベン・ホワイト、カイ・ハヴァーツとつなぎ、右サイドのサカへ。サカは大外のレアンドロ・トロサール目がけてクロスを送ると、トロサールがダイレクトで合わせて同点に追いつく。

試合はこのまま終了を迎え、ビッグロンドン・ダービーは2-2の痛み分けに終わった。
 

◉試合結果

チェルシー 2-2 アーセナル

1-0 15分/PK コール・パーマー(チェルシー)
2-0 48分 ミハイロ・ムドリク(チェルシー)
2-1 77分 デクラン・ライス(アーセナル)
2-2 84分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)

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