●三重に26―23
ハンドボール日本リーグ女子参戦7年目のプレステージ・インターナショナルアランマーレが21日、射水市のアルビス小杉総合体育センターで三重バイオレットアイリスと今季の開幕戦に臨み、26―23で勝利を飾った。3季連続の白星発進となり、1105人の観客を沸かせた。
アランマーレは前半、新戦力の安部碧や元日本代表の横嶋彩(富山市出身)がゴールを奪い、15―14で試合を折り返した。後半はGK笠野未奈が好セーブを連発し、一度もリードを許すことなく初戦を制した。
昨季リーグ得点王の横嶋はチーム最多8得点を挙げた。メンバー最年長の33歳は今季もけん引し「シュートを狙いチームを勢いづけていく。(得点で)歴代1位になりたいので、毎試合10得点を目指していきたい」と貪欲に語った。
福田丈ヘッドコーチは「苦しい展開が続いてドキドキしたが、勝ちきれたのはチームが強くなった証し」と手応えを口にし、「一戦一戦を勝ちきることが日本一に向けて重要」と決意を示した。
スタンドはファンの笑顔があふれた。主婦岩城都さん(74)=富山市=は地元出身の横嶋に熱いエールを送り「チームが強くなってうれしいし、見ていて元気をもらう。けがなく、今季はプレーオフで勝ってほしい」と躍進を期待した。
アランマーレは11月3日、同センターでソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(鹿児島)と対戦する。