黒部でまた竜巻か 7棟被害、屋根瓦飛ぶ

突風被害で割れた民家の窓ガラス=黒部市生地

 21日午後3時半ごろ、黒部市生地地区で竜巻の可能性もある強風が吹き、民家や商業施設の屋根瓦が飛ぶなどし、7棟、車両3台が被害を受けた。けが人はいなかった。同地区では5日に竜巻が発生し、10棟、車両4台に被害が出たばかりだった。

 黒部市、新川地域消防組合によると、被害があったのは生地(四十物町)の住宅街の民家など5棟、約300メートル離れた生地中区にある県道沿いの魚の駅生地、四十物昆布店。いずれも屋根瓦が飛ばされるなどした。四十物町では飛来物で民家のガラスが割れ、シャッターが破損するなどした。四十物昆布店では駐車場の軽自動車1台が横転、車両2台が損傷した。

 5日に竜巻被害が発生したのは四十物町の被害地点から南に三百数十メートルのところで、今回の被害家屋の真後ろに住む飯沢富士夫さん(88)は「浜風がひどいところだが、今日は特に強かった。同じ生地で被害が続き、怖い」と不安げに話した。

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