別府市のオカリナ演奏グループ「みずぐるま」20周年 11月19日に記念コンサート【大分県】

記念コンサートで「美しいハーモニーを届けたい」と意気込む「みずぐるま」のメンバー=別府市
コンサートに向けて練習に励む「みずぐるま」のメンバー

 【別府】別府市を拠点に活動するオカリナ演奏グループ「みずぐるま」(渡辺明子代表)が結成20周年を迎えた。オカリナ演奏を通じたボランティア活動など、市内外で美しい音色を届けてきた。11月19日に市公会堂で記念コンサートを開く。

 みずぐるまは2003年、渡辺代表(70)=同市鶴見=らオカリナ愛好者3人で結成。演奏技術の向上や地域社会への貢献を目的に、高齢者施設の誕生会や公民館の文化祭など年間20回以上演奏をしてきた。

 国立ハンセン病療養所星塚敬愛園(鹿児島県鹿屋市)の大分県出身者と渡辺代表が交流していた縁から、同所で演奏を披露したこともある。昨年は県社会福祉協議会の会長表彰を受けた。

 現在、メンバーは市内外の50代から70代までの女性9人。美しいハーモニーを届けたいと、和やかな雰囲気で練習に励む。佐藤由美子さん(73)=日出町豊岡=は「演奏で喜んでもらえると、やって良かったと思える」、谷口規佐子さん(63)=別府市実相寺=は「練習は楽しい。記念コンサートに向け、わくわくしています」と話す。

 渡辺代表は「あっという間の20年。オカリナを通して人とのつながりが深まった。これからも心を合わせ、穏やかで優しい音色を届けたい」と語った。

 

<メモ>

 記念コンサートは午後1時半から。入場無料。「少年時代」「翼をください」など26曲を披露する。問い合わせは渡辺代表(090.9728.1775)。

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