佐賀市大和町と富士町の造園業10社でつくる県造園協同組合大和支部は、両町内の学校や公園で清掃奉仕活動を行った。
小中一貫校富士校中学部では、4社が参加してグラウンド外側ののり面の除草や剪定(せんてい)を行った。傾斜が急で不安定な足場だったが、参加者は電動草刈り機や剪定機を巧みに操りながら、生い茂った草や伸び過ぎた枝、フェンスに絡みついたつるなどを刈り取った。大和町では大和中央公園内の高木の剪定などを実施した。
10月の「都市緑化月間」に合わせて30年以上続けている取り組みで、市と協議しながら学校や道路、公園など、その年に活動する場所を決めているという。野中拓実支部長は「場所によっては作業が大変な年もあるが、地域の人たちの喜ぶ顔が励みになっている」と話す。(伊東貴子)