介護の仕事体験、理解深める 佐賀市で「キッザケア」

ロボットを使って要介護者役の子どもを移動させる参加者=佐賀市の市村記念体育館

 小中学生に介護の仕事の魅力を伝えるイベント「キッザケアサガ」がこのほど、佐賀市の市村記念体育館で開かれた。2日間で340人が参加し、現場で活躍する介護福祉士などの仕事を体験。介護・福祉に関する理解を深めた。

 介護福祉士、理学療法士・作業療法士、看護師・歯科衛生士、管理栄養士の仕事を体験した。介護福祉士のブースでは、子どもたちが介護用ロボットを使った介助に挑戦。要介護者役の子どもやスタッフに「今から上がります」「後ろ向きに進みますね」などと声をかけながら、慎重に操作していた。

 東与賀小4年の木原莉奈さんは「(要介護者をつり上げて移動させる)リフトの体験が楽しくて、介護福祉士の仕事に興味が湧いた」と話した。

 イベントは県が主催し、今年で3回目。11月26日には吉野ヶ里町文化体育館でも実施する。参加無料で、公式ウェブサイトの専用フォームから事前に申し込む。応募者多数の場合は抽選となる。締め切りは29日。(伊東貴子)

キッザケアサガの公式ウェブサイト

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