衆院長崎4区補選に立候補した立憲民主前職の末次精一候補(60)、自民新人の金子容三候補(40)=届け出順=は21日、よさこいイベントでにぎわう大票田の佐世保市を中心に最後の街頭演説に臨んだ。両候補は10日の告示から選挙区内をくまなく回り、物価高対策などで論戦を展開。12日間の舌戦に幕を下ろした。
□末次候補
末次候補は佐世保市内を選挙カーで回り、支持拡大に奔走。街頭演説ではガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」の凍結解除などを主張し「暮らし優先の政治」への転換を訴えた。告示後3回目の選挙区入りとなった泉健太代表は自ら選挙カーのマイクを握って有権者にアピールした。記者団には「強い手応えがある」と語った。長妻昭政調会長も応援に駆けつけた。
末次候補は下京町の公園で締めくくり「長崎から政治を変える第一歩にしよう」と訴えた。
□金子候補
金子候補は選挙カーで佐世保市内などを巡り、各所で街頭演説。中心部では片山さつき参院議員や岸田派国会議員らと、買い物客やよさこいチームのメンバーに駆け寄って握手を求め、1票の上積みに注力した。
佐世保市役所前であったマイク納めには小渕優子党選対委員長も出席し「投票箱が閉まるまでが勝負」と訴えた。金子候補は「負けるわけにはいかない選挙。必ず勝って、皆さまと一緒に県北の未来、日本の未来をつくっていきましょう」と声を振り絞った。
衆院長崎4区補選 最後の訴え 12日間の舌戦に幕
- Published
- 2023/10/22 10:30 (JST)
- Updated
- 2023/10/23 10:09 (JST)
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