大舞台に強いイオバルディ アストロズのリーグ優勝を阻止できるか

プレーオフの大舞台で数々の好投を見せ、「ビッグゲーム・ネイト」や「ナスティ・ネイト」といった異名を持つネイサン・イオバルディ(レンジャーズ)。リーグ優勝決定シリーズで2勝3敗となり、昨季王者アストロズに王手をかけられた状況のなか、日本時間10月23日に行われる第6戦に先発することが決まった。第2戦では6回5安打3失点で勝利投手となったが、再び敵地ミニッツメイド・パークで好投し、アストロズの優勝決定を阻止することはできるだろうか。

今季のイオバルディは開幕から安定感のある働きを見せ、日本時間7月19日のレイズ戦を終えた時点で防御率2.69を記録。最優秀防御率のタイトル争いだけでなく、サイ・ヤング賞争いにも加わっていた。ところが、右前腕痛により7月下旬から1ヶ月以上にわたって戦線離脱。9月上旬に復帰したものの、コンディションは万全ではなく、6先発で1勝2敗、防御率9.30と不安を残したまま、プレーオフの戦いに突入した。

しかし、プレーオフに入ると、別人のような輝きを見せ、レイズとのワイルドカード・シリーズ第2戦は7回途中6安打1失点、オリオールズとの地区シリーズ第2戦でも7回5安打1失点の好投。アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦でも6回5安打3失点で勝利投手となり、今回のプレーオフは3試合に先発して3勝0敗、防御率2.29という素晴らしい成績を残している。

イオバルディは次の登板に向けて「前回からそんなに大きく変える必要はないと思っている。メカニクスの面で少しズレがあったから、その調整はできた。あとは相手がどう攻めてくるか。そのための準備もしているよ」とコメント。なお、イオバルディは普段、アストロズと対戦するときは、ヒューストン郊外の自宅で家族と一緒にいることを選択してきたが、「子犬がよく吠えるんだ。だから今回はホテルに泊まっている。ヒューストンのホテルに泊まるのは初めてだよ」と今回はチームメイトと一緒にホテルで過ごすことを選択した。

マーカス・セミエンが「今年の限らず、大舞台で彼がやってきたことはチームに大きな自信を与えてくれた」と語るように、チームメイトからの信頼も厚いイオバルディ。第6戦で再び好投を見せ、「ビッグゲーム・ネイト」の面目躍如となるか注目だ。

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