今季初連勝のユナイテッド、指揮官がチャールトン氏を偲ぶ 「敬意を示さないといけなかった」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドが勝利を捧げた。

この代表ウィーク明けから、そろそろエンジンをかけていきたいユナイテッド。21日のプレミアリーグ第9節では最下位シェフィールド・ユナイテッドのホームに乗り込み、今季初のリーグ連勝を目指した。

この試合でもカゼミロが離脱とケガ人が続いたが、スコット・マクトミネイの2戦連発弾で前半のうちに先制。そのマクトミネイのPK献上で追いつかれたが、後半にジオゴ・ダロトのミドルで競り勝った。

イギリス『BBC』によると、これでようやく白星が1つ先行(5勝4敗)のエリク・テン・ハグ監督は代表ウィーク明けの難しさも口にしつつ、試合を振り返った。

「プレミアリーグではどの試合も大変。代表ウィーク明けという部分でも、選手は常に自国の代表で異なるプレースタイルやシステムでプレーするし、そこから戻ればいつものルーティンに立ち戻らなければならない」

「前半は見てわかるとおり、ベストゲームではなかったし、スムーズでもなかった。ゴールこそ決めたが、より冷静さと成熟ぶりが必要だったよ。1-0でリードしながら、あっという間に失点してしまった」

「ハーフタイムに勝つ術を見つけようと言ったし、後半はより良くなったと思う」

また、先制弾のマクトミネイを「非常に優れたファイター」と評すと、86歳で逝去したクラブOBのサー・ボビー・チャールトン氏にも触れている。

「非常に悲しい。我々の思いは彼のご遺族、特に彼の奥さん、お子さん、お孫さんにある。彼のフットボールにおける功績は計り知れないもの。ピッチ外での人柄もね。フットボール界は偉大な人物を失った」

「我々は彼に敬意を示さないといけなかったし、今日はそれができたと思う。私たちは祝いたかったが、同時に彼のことを思い出したかった」

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