県産新米や野菜ずらり 天童・県農林水産祭、木工クラフト体験も

木工クラフト作りを楽しむ親子=天童市・県総合運動公園特設駐車場

 県農林水産祭が21日、天童市の県総合運動公園特設駐車場で2日間の日程で始まった。県産の新米や野菜、果物、キノコ、加工食品、木工品などの販売や木工体験などがあり、あいにくの雨にもかかわらず、初日から多くの家族連れでにぎわった。

 「県林業まつり」と「秋の食彩まつり」で構成し、会場には100以上のブースが並ぶ。木工クラフトや箸作り、キノコの植菌、木質チップの重さ当てといった体験コーナーが人気を集めた。プランターを作った米沢市窪田町東江股の渡部乃杏ちゃん(6)は「電動ドライバーは重かったけど楽しかった。キュウリを植えたい」と笑顔で話していた。

 豊かな森林資源を生かし地域活性化に取り組む「やまがた森林(モリ)ノミクス」の10周年を記念したブースでは、情報通信技術(ICT)を用いたスマート林業や広葉樹JAS(日本農林規格)材を紹介している。

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