【速報】広島市の遺体損壊・遺棄事件 男(31)を殺人容疑で再逮捕 知人男性(当時70)を石のようなもので殴り殺害したか「殴ったことは間違いないが殺してはいません」と否認

広島市の海岸などで切断された男性の遺体が見つかり、今月31歳の男が逮捕された事件で、22日、警察はこの男を殺人の疑いで再逮捕しました。

殺人の容疑で再逮捕されたのは、広島市佐伯区皆賀の無職・渡部大地容疑者(31)です。

渡部容疑者はおととし10月29日から翌30日までの間、佐伯区にある親族の住宅で、知人で警備員の植木秀俊さん(当時70)を殺意を持って顔などを石のようなもので殴打し、殺害した疑いがもたれています。死因は不詳だということです。

調べに対して渡部容疑者は「殴ったことに間違いないが、殺してはいません」と容疑を否認しているということです。

渡部容疑者は、植木さんの遺体を刃物などを使って切断し、一部を親族の住宅敷地内や海に遺棄したとして今月1日に逮捕されていました(22日付処分保留)。

遺体の一部はおととし11月に山口県の海岸で、ことし4月には佐伯区の海岸で見つかっています。

警察は遺体の状況などから、植木さんは殺害されたあとに遺棄された可能性が高いとみて捜査を続けていました。

捜査の過程で、携帯電話や防犯カメラなどの履歴から事件当日、現場の住宅には2人だけがいたことが確認されているということです。

警察は動機など事件の詳しいいきさつを調べています。

© 株式会社中国放送