福井県大野市上庄地区特産の「上庄さといも」の収穫が最盛期を迎えている。秋空の下、農家が丸いサトイモの付いた株を掘り起こしていった。
上庄さといもは、寒暖差の大きい大野盆地で育つことで身の締まりが良いといい、もちもちとした食感となめらかな舌触りで人気が高い。
地元農家の橋本恒夫さん(51)は約1万3千平方メートルの畑で栽培している。10月17日は、機械で掘り起こしたサトイモの株を手際よくばらし、約300キロを収穫した。県内ショッピングセンターの直売所と道の駅「越前おおの荒島の郷」で販売するほか、18日からJA福井県に出荷している。
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橋本さんは「夏の暑さで小ぶりが多いが、味も形も良い。ぜひ味わって」と笑顔で話していた。