ガザ平和願い、九州で市民ら行進 宗派超えた祈りも

パレスチナ自治区ガザへの攻撃中止を求め、抗議の声を上げる人たち=22日午後、福岡市

 イスラエル軍とパレスチナのイスラム組織ハマスの戦闘が激化する中、複数の宗教者でつくる市民団体が22日、鹿児島市の教会や神社などで平和への祈りをささげた。福岡市ではパレスチナ自治区ガザへの攻撃中止を求めるデモ行進があり、ガザ出身者も声を上げた。

 鹿児島市では約20人がザビエル教会や照国神社などで祈り「平和と幸せを」と書かれた紙を手に繁華街・天文館を歩いた。無職田原京子さん(70)は「何か声を上げないといけないと思った」と話した。

 福岡市では市民ら約300人(主催者発表)が繁華街・天神を行進。ガザ出身の女性(40)は地元に残る家族が心配だといい「戦争が止まってほしい」と訴えた。

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