【台湾】中経院、台湾の23年成長率を1.38%に下方修正[経済]

台湾の大手民間シンクタンク、中華経済研究院(中経院)は20日、台湾の2023年の実質域内総生産(GDP)成長率が前年比1.38%になるとの予測を発表した。今年7月時点の前回予測(1.6%)から0.22ポイント下方修正した。

中経院は、米国経済が予想よりも好調で、多くの主要機関は23年の世界の経済成長率予測を上方修正しているものの、国際商品貿易の低迷が続いていることから、輸出主導型である台湾の経済成長は厳しい課題に直面していると指摘した。

四半期別のGDP成長率予測は◇第1四半期(1~3月):マイナス3.31%(0.44ポイント引き下げ)◇第2四半期(4~6月):1.36%(0.88ポイント引き上げ)◇第3四半期(7~9月):2.12%(0.29ポイント引き下げ)◇第4四半期(10~12月):5.12%(0.99ポイント引き下げ)——とした。

23年の消費者物価指数(CPI)上昇率予測は、前回予測の2.10%から2.24%に引き上げた。

24年のGDP成長率予測は3.03%(前回予測2.88%)に上方修正した。

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