【フィリピン】投資委、1~9月の投資認可2倍[経済]

フィリピン貿易産業省傘下の投資委員会(BOI)は17日、2023年1~9月の投資委員会による投資認可額が7,340億ペソ(約1兆9,380億円)に達し、前年同期比2倍だったことを明らかにした。

投資委員会のセフェリノ・ロドルフォ委員長(貿易産業次官)によると、1~9月の投資認可額のうち、海外直接投資(FDI)が前年同期比2.5倍の4,270億ペソで全体の6割を占めた。

政府は再生可能エネルギー、通信、鉱物加工、ハイテク製造の4分野のFDI誘致に力を入れている。このうち、鉱物加工は具体的な成果が出ていないが、中国や日本、韓国企業による投資が期待されると話した。

ロドルフォ氏は、マルコス大統領による海外での投資誘致活動がFDIの伸びに寄与したと分析している。

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