栃木県那須町湯本の駒止の滝周辺の紅葉が見頃を迎えた。赤や黄色に染まった鮮やかな紅葉と青白い滝つぼの共演が、訪れた人を魅了している。
那須平成の森フィールドセンターによると、例年より1週間ほど遅い13日ごろから色づき始め、ここ数日の冷え込みで紅葉が一気に進んだ。月末にかけて見頃のピークを迎える。
余笹川から流れ落ちる滝は、落差約20メートル。硫黄成分や水量の影響で滝つぼの色が青や白に変化して見えるという。22日は朝から多くの人が訪れ、青白い神秘的な滝つぼとカエデやブナが織りなす秋景色を写真に収めていた。埼玉県鴻巣市明用、石井常子(いしいつねこ)さん(78)は「きれいな色づきで驚いた。来て良かった」と笑顔を見せた。