内灘に天高く凧揚げ 台風、コロナで5年ぶり大会

大凧揚げに挑戦する参加者=内灘町蓮湖渚公園

  ●園児、児童100人楽しむ

 第28回内灘町子ども凧(たこ)遊び大会(同実行委、北國新聞社主催)は22日、同町蓮湖渚(れんこなぎさ)公園で5年ぶりに行われた。園児と児童、保護者ら約100人が快晴の秋空の下、河北潟を渡る爽やかな風に乗せて凧揚げを楽しみ、日本海内灘砂丘凧の会員らと世代を超えた交流も深めた。

 オープニングアトラクションでは、高学年の児童が2畳の大凧揚げに挑戦。糸を手に勢いよく走って凧を揚げると拍手が湧いた。連凧揚げを体験した園児と低学年は、50枚ほどが連なる凧の列に「かっこいい」「ヘビが飛んでる」などと歓声を上げた。

 競技では、9月の凧作り教室で組み立てた「彦星凧」のデザインや、揚がった高さ、凧を安定させる技術など競い、日本海内灘砂丘凧の会員らが審査した。参加者は河北潟越しに雪を抱いた富山方面の山並みも眺めながら凧揚げを満喫。動物やアニメキャラクター、「絆」などの字が描かれた凧が空高く舞い上がった。

 開会式では山本政栄実行委員会長、桐山一人教育長があいさつした。

 大会は2019年が台風の影響、20~22年はコロナ下で中止となっていた。

 入賞者は次の皆さん。

 ◇園児▽内灘凧ドリーム賞 河村健優(向陽台保育所)岡田龍芽(鶴が丘こども園)山下葉乃(千鳥台幼稚園)

 ◇小学校低学年▽日本海内灘砂丘凧の会会長賞 田尻慶(鶴ケ丘小1年)▽内灘凧名人賞 吉村詩音(鶴ケ丘小2年)▽内灘凧博士賞 柴田妃咲(向粟崎小1年)▽内灘凧ドリーム賞 小西來星斗(向粟崎小3年)

 ◇小学校高学年▽日本海内灘砂丘凧の会会長賞 林頼柊(大根布小4年)▽内灘凧名人賞 山下双葉(清湖小5年)▽内灘凧博士賞 東沙羅(大根布小6年)▽内灘凧ドリーム賞 柴田唯菜(向粟崎小5年)

各部門入賞者の皆さん

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