ペーパーフラワー、店先に届けて50年 盛岡・小綿さん

いんべクリーニング本店にペーパーフラワー作品を提供している小綿麻美子さん

 盛岡市名須川町でフラワーデザインスクールを主宰する小綿麻美子さん(73)は、同市のいんべクリーニング(印部孝輔社長)にペーパーフラワー作品を提供している。50年前に始め、今月で200点目となった。同市中央通の本店入り口横に設置され、来店者らに癒やしを与えている。

 今作は、陸前高田市で6月に開かれた全国植樹祭のステージを彩った作品を再現した。同祭では盛岡農高生が制作し、小綿さんはデザインと指導を担当。「どの角度から見ても美しいデザイン」で、節目として「過去に使った思い出の花をちりばめ、特別な作品」に仕上げた。

 ガラス張りで外からも見ることができ、今作の展示は12月まで。印部社長は「50年の重みを感じる。一人でも多くの人に作品を見てほしい」と期待する。

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