大分県警の高校生交通安全動画コンテスト、舞鶴高生の作品が最優秀賞【大分県】

表彰を受けた大分舞鶴の生徒=県庁
自転車を乗る際にヘルメットを正しく着用することを呼びかける動画の一コマ。大分舞鶴高サイクルリーダーが制作した(県警提供)
自転車を乗る際にヘルメットを正しく着用することを呼びかける動画の一コマ(県警提供)

 【大分】県警が交通安全をテーマに実施した高校生の動画コンテストで、大分舞鶴の生徒による作品が最優秀賞に輝いた。自転車に乗る時にヘルメットの顎ひもをきちんと締める重要性が分かりやすいと評価を受けた。

 同校のグループ名「サイクルリーダー」の5人が制作した。自転車同士の衝突事故で、ヘルメットの着け方により受ける衝撃が変わることを表し、「このひと手間があなたの命を守ります」と呼びかけている。

 メンバーの魚返(おがえり)悠樹さん(16)=2年=が昨年、自転車で帰宅中に車とぶつかった経験から考案した。「ヘルメットを正しく着けていたため軽傷で済んだ。しっかり顎ひもを締めて自転車に乗ってほしい」と話した。

 最優秀を含む上位7作品は12月にテレビCMなどで放映される。県庁であった表彰式で、県警の幸野俊行交通部長(59)が「多くの人に作品を見てもらい、交通安全の意識向上に一緒に努めていこう」とあいさつした。

 コンテストは昨年度から実施し、2回目。15秒以内の動画を募集し、県内15校から32作品が寄せられた。校名を伏せて9月に県警の公式X(旧ツイッター)に投稿。閲覧で付いた点数を加味して審査した。

 その他の入賞校とグループ名は次の通り。

 ▽優秀賞 大分高専「3S10」▽特別賞 宇佐「放送部甲班」「放送部乙班」、大分「放送部の仲間たち」、日田「交通風紀委員会」、別府鶴見丘「放送部」

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