ホームで6戦全勝のフィリーズ 第6戦で2年連続リーグ優勝なるか

ダイヤモンドバックスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に勝利し、シリーズの対戦成績を3勝2敗として2年連続のリーグ優勝に王手をかけたフィリーズ。日本時間10月24日に行われる第6戦からは無類の強さを誇る本拠地に戻ることになる。フィリーズはシチズンズバンク・パークでのプレーオフの試合で通算勝率.718(28勝11敗)を記録しており、これは歴代最高。今年のプレーオフでもホームでは6戦全勝と強さを見せているが、ホームの大観衆の前で歓喜の瞬間を迎えることはできるだろうか。

第6戦の先発予定投手はメリル・ケリー(ダイヤモンドバックス)とアーロン・ノラ(フィリーズ)。同じくシチズンズバンク・パークで行われた第2戦と同じマッチアップとなる。第2戦ではケリーがフィリーズ打線を6回途中まで3安打に抑えたものの、その3安打はいずれも本塁打。その後、ダイヤモンドバックスのリリーフ陣が打ち込まれ、フィリーズが10対0という大差で勝利を収めた。この試合、ノラは6回3安打無失点の安定したピッチングを見せている。

追い込まれているダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は「我々は最高の試合をしなければならない。非常にタフな投手が相手になるが、選手たちを信頼しているし、メリル・ケリーのことも信じている。選手たちは高いレベルでプレーし、やるべきことをしっかりと遂行してくれるはずだ」と選手たちへの信頼を強調。シチズンズバンク・パークで開催された第1~2戦では、2試合合計で3対15、安打数も8対20、本塁打数も1対6と圧倒されたが、その状況を打破するためには、ケリーの好投に加え、打線の奮起が必要不可欠だ。

一方のフィリーズは、ロブ・トムソン監督が「歓声が大きいだけでなく長いんだ。始球式から最後の1球まで、信じられないような雰囲気になる」と語るほどの大歓声のバックアップを受け、2年連続のリーグ優勝決定を狙う。ノラは今年のプレーオフで3試合に先発して3勝0敗、防御率0.96とほぼ完璧。本塁打量産中の打線にも勢いがある。普段通りの野球ができれば、フィリーズが優勢であることは間違いないだろう。

フィリーズがホームの大観衆の前で一気にリーグ優勝を決めるのか。それとも第6シードから勝ち上がってきたダイヤモンドバックスが意地を見せるのか。注目の一戦は、日本時間10月24日午前6時7分にプレーボール予定だ(注:ア・リーグの第7戦がなくなった場合、午前9時7分に変更される)。

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